転職するのに目的をちゃんともってますか?
転職するのは、年収に不満があるから?
どもども、がけっぷち父ちゃんです。
本日の話題は、転職を検討する際に、ちゃんと目的をもっていますか?という内容です。
中小企業の採用担当として働いており、当社でも新卒・中途採用をおこなっています。
新卒・中途でも共通しますが、現在では、超売り手市場です。
この機を逃すまいと、よりいい条件の会社へ転職を検討されている方もいると思います。
しかし、ちょっと待ってください。
ちゃんと転職する目的を持って転職活動を行わないと、いくら売り手市場だからといって足元が救われることになります。
実際、中途採用を行う企業の立場から、実際に面接や応募書類を見て感じることをまとめていきたいと思います。
企業は何を重視しているのか?
企業が中途採用を募集する理由は様々です。
当社の場合は、世代交代の意味合いが強く、企業を存続させていくにも、人がいなければ、事業も成長しませんし、存続もしません。
そのため企業は、ある程度世代間の階層を作るためにも、毎年新卒を採用しなければいけません。(数十名の会社は、別ですが…)
また、中途採用の場合は、抜けた人材の後釜や、業務の多角化などによる人材の不足など様々です。
その為、中途採用募集の原稿をよく読んで、その企業が何を重視し、中途採用するにあたってどのような人物を求めているのか考えることが重要です。
やはり、今よりもいい会社に入ることが転職する方共通の思いだと思いますが、年収や条件だけで動くと、入ってから「こんなはずじゃなかった」ということになりがちです。
やはりやりたい事ができる環境があるのか?
転職は自分の人生にとっても転機となります。
まずは、冷静になって考えてみてください。
自分がやりたいことがわかるには、様々な経験をして、自分なりに価値観を固め、客観的に自分をみれているかというところから始まると思います。
客観的にみてみると、自分が何が好きで、何が嫌いか、何が得意で、何が苦手かが見えてくると思います。
そして自分のやりたいことを具体的にイメージしたら、今いる環境で、自分のやりたいことができる環境はないのか?そもそも自分のやりたいことのスキルがついていないだけではないか。など、客観的に分析してみてください。
そうすることによって、今転職することが果たしてベストなのかということが見えてきます。
今の転職市場が売り手市場だからなど、決して外部の要因に流されず、自分なりのやりたいことを明確にし、それができるのかを改めて考えてからチャレンジしてください。
採用企業が求めるスキルについて
例えば、「英語か中国語を使う海外営業職の若手」の募集があったとします。
その中で、語学に自信のある方で営業職の経験(2~3年)がある方が有力にはなります。
しかし、英語・中国語と営業職の経験だけでは、通常の新卒で語学の能力を持った方のほうが、まっさらな状態で自社の価値観や知識を吸収できるといった観点で採用したほうがいいといった判断になります。
やはり、プラスアルファの条件(例えば、業界経験ありなど)を求めています。
それは、中途採用は即戦力として活躍してほしいと願っているからです。
その為、今よりいい条件でと考える転職希望者と企業との間にギャップが生まれてしまいます。
今はあまり転職者有利の市場状況が続いていますが、企業の本音としては中途採用に求めることは、研修などの教育費用をかけず、即戦力として活躍してくれる人材が1番なのです。
まずは自分の価値観を明確に。そして転職先の商品・サービスに興味を持てるか?
はたして、「いい会社」とは?自分なりに考えてみてください。
年収がいい?条件?福利厚生?
いいえ、それよりも自分がやりたいこと、できることです。
企業は中途採用者を「また、ほかでいい条件の会社があれば転職するんじゃないか」等少なくともそのような目で見ている方も中にはいます。
なので、まずはやりたいことを明確に持って、それがチャレンジできる環境かという視点で活動してください。
その中で、いろいろな商品やサービスを提供している会社があります。
自分の興味や将来性など、その扱う商品の業界や特徴に興味が持てるか、それに携わることによってわくわくできるか。
それを少しでも体感できるように会社説明会や面接の場で感じてください。
中途だからという理由で断られることもあるかもしれませんが、あなたの採用を前向きに検討している会社であれば、不安なことを取り除いてあげたいと思っています。
実際の職場の雰囲気を感じる機会を与えない会社には、行かない方がいいと思います。
入ってからこんなはずじゃなかったと後悔する前に、不安事項を解消した上で入社した方が、あなたにとっても会社にとっても不幸にならないからです。
最後になりますが、人生の転機でもある転職活動で、あなたにとっていいご縁がありますように願っております。